「iPod」のようなポータブル音楽プレーヤーに健康に関する警告を表示し、聴力への長期的な悪影響の可能性をユーザーが理解できるようにすることは、実はそれほど突飛なことではないのかもしれない。 英国のThe Timesによれば、欧州委員会(EC)は現在、そうした提案を検討しているという。筆者が信号で停車中に音楽を大音量で鳴らしているティーンエイジャーだった遠い昔なら、音量を下げさせようとする政府を小馬鹿にしていたかもしれない。しかし、その頃よりも年をとり、妻に対して、「何だって。もう少し大きい声で話してくれ。何を言っているか聞こえないよ」と答えることが多くなった今では、大音量で音楽を聴くのはあまり賢明なことではなかったのかもしれない、と理解できるようになった。 筆者がECを支持できるのはここまでだ。ECは、ラベルや画面上に表示される警告文、長時間使用した後に定期的に注意を促すリマインダといった
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