ソウル地下鉄1号線に乗って南営(ナミョン)駅方面から地下鉄ソウル駅に入ってくると、列車が“亀の歩み”で徐行しながら列車内の電灯が瞬間的に消える。列車に供給される電力が交流から直流に切り替わって電力が切れるためだ。この時、電力を供給する管轄変電所まで変更される。ソウル駅~清涼里(チョンニャンニ)地下区間はソウルメトロ所属で、そのほかの区間はKORAIL(韓国鉄道公社)が担当しているためだ。メトロは直流方式だけ使い、KORAILは交流方式だけを使っている。 電力供給方式を変える「絶縁区間」は66メートル程度だが、この区間を通過する時に動力制御装置に問題が生じうるため機関士が非常に気を付ける区間だという。ソウル市の関係者は「列車に問題が生じて運行が遅れるケースの中で少なくない事例が直流・交流変換にともなうエラーのためだろう」と話した。 1974年に1号線ソウル駅~清涼里区間が完工した後、ソウル地
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