名前が似ているだけで共通点は少ない実は二・二六と五・一五という2つの事件は、共通点のほうが少ないです。 「軍人が起こした」ことと「庶民の生活改善が目的に掲げられた」ぐらいのもので、実行犯達が所属していたところから当日の流れ、処罰までが全く違います。 まずはここを最初に頭に入れておくとわかりやすいかもしれません。 共通の背景としては、当時の日本がとんでもない不況だったことがあげられます。 どのくらいだったかというと、金融恐慌・関東大震災の上にアメリカ発の世界恐慌まで食らってしまい、にっちもさっちも行かないほどの状態でした。 さらに冷害による凶作と昭和三陸地震(1933年)までくらってしまった東北地方の農村部では、生活のためやむをえず娘を人買いに売り、それでも食料が足りず欠食児童が多発するなど、江戸四大飢饉に匹敵する事態だったといいます。 もちろん政府も黙って見過ごしたわけではありません。 輸
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