ギリシャへの金融支援を巡るユーロ圏の財務相の会議は、緊縮策の見直しなどを求めるギリシャ側と、支援を続けるためには緊縮策の維持が必要だと主張するユーロ圏各国との間の溝が埋まらず、物別れに終わりました。 単一通貨ユーロを導入している19か国の財務相会議が16日、ベルギーのブリュッセルで行われ、ギリシャへの金融支援を巡って4時間近く話し合われました。 会議は終わり、記者会見したユーロ圏財務相会議のダイセルブルーム議長は、緊縮策の見直しと債務の負担を軽減する新たな支援の枠組みを求めるギリシャと、支援を続けるために緊縮策の維持が必要だとするユーロ圏各国との間で折り合いがつかず、物別れに終わったことを明らかにしました。 ダイセルブルーム議長はこの中で「最善の解決策は支援の継続だ。そのためにはもう少し時間が必要だ」と述べて、緊縮策を条件とする現行の支援の継続を求めるようギリシャ側に促すとともに、必要であ