組込み現場の「C」プログラミング基礎からわかる徹底入門 組込みC言語本は,組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C言語版] (SEC BOOKS)以来です. 全体として良書だと思います.当学科の学生にも,Cの文法を終えより高度なプログラミングを学んでいく2年生,ハードウェア絡みのプログラムを作る3年生,研究室でCに限らず人(先生・先輩など)と連携してプログラムを作っていくことになる4年生・院生のいずれにも,勧められる本です.授業では課題に沿ってプログラムを作るだけで手一杯かもしれませんが,こういう本を読んで,「今どこに力を入れれば,後で無駄な力を入れずに済むか」のヒントが得られるといいですね. 本書の様々なシーンで,プログラミングは人の問題であることを確認させられます.とはいえ技術的にも,volatileやポーリングといった,(入門の)授業では教えない技法も出てきて,参考になり