3月18日(土)に公開を控える長編劇場版アニメ『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』(以下、ひるね姫)。3月4日(土)に放送された『WOWOWぷらすと』では、サンキュータツオさんを聞き手に『ひるね姫』で初のオリジナル長編に挑む、神山健治監督のインタビューの様子が放送されました。 『ひるね姫』で描こうとした「世代の断絶の克服」のテーマために2020年の東京オリンピック前夜を物語の舞台に選んだ理由や、初のオリジナル脚本に挑んだ心境が語られました。 『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』公式サイトより。自分の娘に見せたいような作品を作ってみた左から、神山健治監督、サンキュータツオさん。サンキュータツオ: 『ひるね姫』は神山監督のオリジナル脚本となっています。この作品が誕生した経緯を教えていただけますでしょうか。 神山: 4年くらい前に、あるプロデューサーから「自分の娘に見せたいような作品を作って