短期集中の夏期コースは、だからこそ一回の授業が3時間と長かった。毎回の講義にあたり、スライドを準備し、話す内容と流れを設計し、一人でリハーサルをするだけでも結構な時間が取られてしまうのだ。そして、そこまでやるからには、(給料以外でも)きちんとリターンを得なければやってられぬ。ということで、この機会を英語スピーキングの向上にもつなげようと目論んだのは以前に書いたとおりだ。 その狙い通りにいかなかったことも多々あるのだが、それでも受講生フィードバックでそれなりに高く評価してもらえたところを見ると、英語コミュニケーションという点では一応の成果はあったように思う。授業に際して英語スピーキングで意識したことを以下にまとめておくが、この先どう頑張ってもネイティヴ級の流暢な英語には達し得ない僕としては、今後もこのやり方で「気楽に」やっていこうかと思っている。 1.発音よりもリズム・トーン・メロディを意識