海外から孤立した、ある程度規模のある日本市場でのビジネス上の最適化を図った結果「ガラパゴス化」が進んだ、という話は携帯電話やパソコンなどの製造業の世界でよく耳にする話ですが、仕事の進めかたにおいても、「ガラパゴス化」を感じることが多々あります。グローバルの案件で海外のクライアントやスタッフと仕事をしたり、外資系企業の仕事の進めかたを目にしたりして感じたことについて今回はお話をさせていただきます。 “バトンリレー” ならぬ、”ふんどしリレー” ガラパゴスその1。仕事のほとんどは、個人ではなく、チームで進めることが多いですが、知識・知見・情報などのナレッジの組織的な共有がされにくく、さまざまな経験を通して個人にのみ溜まっていく、というのは広告業界に限らず、日本の仕事の進めかたのひとつの特徴ではないかと思います。成功事例や失敗事例はもちろんのこと、クライアントの情報や、ネットワーク・コネクション