「チャンピオンカレー」のLカツカレー。カツを切りやすいように、フォークで食べるゴーゴーカレー秋葉原1号店。昼時には行列ができる=東京都千代田区 濃厚なルーにカツとキャベツをのせる「金沢カレー」を出す店が、北陸だけでなく首都圏や中部圏などに広がっている。チャンピオンカレー(本社・石川県野々市町)は近く、西日本に進出する予定だ。金沢のご当地グルメが「全国制覇」を果たす日も近い!?――。 ある平日の昼すぎ、東京・秋葉原の「ゴーゴーカレー秋葉原1号店」は、スーツ姿のサラリーマンらであふれていた。約20席の店内は満員で、10人以上が順番待ち。週に1度は食べに来るという千葉県船橋市の会社員(41)は「ルーの少ししつこい感じがクセになるんです」。 銀色のステンレス皿に盛りつけ、フォークで食べるスタイルが特徴の「金沢カレー」は、40年ほど前に生まれた。全国に広がるきっかけをつくったのは、2004年に