ソフトウエア開発において,いろいろな概念や単語,意味などを分類・整理する場面は数多くあります。それを個人の頭の中でやることも多いですし,KJ法(川喜田二郎氏によるグループ問題解決思考法)などを使って複数人でアナログ(付箋紙と模造紙)を使って行うこともよくあります。 マインドマップ・ソフトウエアを使うと,このような分類・整理を効率よく行うことができます。アナログと違って,手軽に枝をつまんでドラッグ&ドロップで移動できるので,個人でも,またグループでもプロジェクタを使ってマップを共有しながら分類・整理できます。さらに,マインドマップのツリー構造の表形式との相互変換も可能です。 図8は,ISO/IEC 9126-1:2001,およびJIS X 0129-1:2003で提示されている,ソフトウエアの品質特性の表と,それを示したマインドマップです。実際に,表を「コピー」して,マインドマップの中心を選