カメキチの目 身近な植物について「あれっ?」と思っても、 「知ろうと思えばいつでも知れる」「そのうち…」 で終わることが多い。 植物についてに限らず、身ぢかなことはそうなりがち。 それでも、しばらく前に読んだ新書『植物の秘密』 (田中修・著)の中の二つの話はホント、おもしろかった。 ---------- ① タンポポの茎はなぜ中が空っぽなのか? 若いころ、タンポポの茎をプープー鳴らせば 子どもたちが喜ぶので、同じ雑草のスズメノテッポウ とともに(エンドウ豆のような鞘を、中の実《豆》を出しカラにして) よく吹いた。 「プープー」を聞く子どもたちは、つぶらな瞳を 輝かせた。 「すごい!」と心で叫んでいるのがわかる。 そのいい顔を見たくて吹いていたので、 タンポポの茎の中がどうしてカラなのか?と 思いもしなかった。 【引用】 なぜ、タンポポの“花茎”の中は空洞なのか? タンポポで茎のように見える