アメリカ、オレゴン州で1994年に結成されたゴージャスなオーケストラ、ピンク・マティーニ。1997年、アルバム『Sympathique』をリリース以来、そのアルバム売り上げ累計は、200万枚を超える。彼らは、13人編成のオーケストラに歌姫という、まるで往年のハリウッド映画の音楽シーンを思わせるスタイルで、ジャズ、映画音楽、ラテン、フレンチ・ポップス、イタリアン・ポップス、そして日本の歌謡曲と、世界中の美しいメロディを発見、カヴァーしてきた。 リーダーでピアニストのトーマス・M・ローダーデールが目指すのは、オールド・スタイルの復権と、世代や国境を越えたノーボーダーの音楽。4枚目のアルバム『草原の輝き』が、3月3日、ユニバーサル ミュージックからリリースされ、さる3月10日、ビルボードライブ東京で、ワンナイト・ライヴが行なわれた。 そのステージで彼らが、由紀さおりの「タ・ヤ・タン」を演奏、チャ