富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ「FinePix F200EXR」が発売された。撮像素子は、新開発の1/1.6型スーパーCCDハニカムEXRで、“高解像度”、“高感度”、“広ダイナミックレンジ”に対応する3つのモードを撮影シーンに応じてダイナミックに切り替えることができるのが特徴だ。明るいところでは細かい部分まで緻密に再現できる“高解像度”を活かし、暗い場所では“高感度”を活かしてできるだけ明るくキレイ(低ノイズ)に写す。そして、明暗差の大きいシーンでは、“広ダイナミックレンジ”により、白飛びや黒つぶれを抑えた写真が撮れる、というわけだ。 その秘密は、カラーフィルターの配列にある。スーパーCCDハニカムEXRは、隣り合った斜めの画素に同色系のフィルターが並んでいて、近い距離で画素を混合できる。つまり、画素混合により“高感度”を実現しているわけだが、従来のフィルター配列では、同じ色の画