あさうすさん(実験る〜む)の「和文としてのダーシが変」を読んで、Adobe-Japan1フォントの全角ダッシュが和文約物形状ではなく欧文約物形状で表示される理由について考えてみた。このエントリでは、JIS X 0208の1区29点「ダッシュ(全角)」を「全角ダッシュ」と呼ぶこととする。 昔は、全角ダッシュの実装グリフは和文約物形状だった。今ではたいていの場合、欧文約物形状。どちらになるかは、「文字コードがUnicodeか否か」による。たとえば小塚明朝Pr6Nのような新しいフォントでも、Shift-JISアプリでは全角ダッシュは和文約物となる。また、(試していないけれど)CIDフォントでもUnicodeアプリでは全角ダッシュは欧文約物となるはず。 Shift-JISとUnicodeでグリフが変わるのは、全角ダッシュだけではない。たとえば、セント記号について見てみよう。JIS X 0208は、
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