「電気自動車(EV)は、大気汚染、地球温暖化、脱石油と、すべての環境課題に応える究極のエコカー。100%電気で走るi-MiEV投入は、新しい時代への挑戦と考えています」 2009年6月5日、三菱自動車工業の益子修社長は、EVである「i-MiEV(アイ・ミーブ)」市場投入の記者会見でこう語った。i-MiEVは2009年7月下旬から法人や自治体向けに販売を始める。同時に、個人向けの本格販売は2010年4月から開始するが、2009年7月下旬から予約受注を始める。 会見場の東京・芝にある三菱自工本社1階ショールームは、100人を超えるマスコミ関係者であふれ、EVへの期待の高さを表していた。 会見では、リチウムイオン電池生産で合弁を組んだジー・エス・ユアサ コーポレーション社長の依田誠、三菱商事副社長の吉村尚憲らも登壇。そして、i-MiEVの開発責任者である橋本徹MiEV事業統括室長が、車両の特徴な