先日、県外の知り合いの方が近くの札所をお参りすると聞き、 お接待も兼ねて、 途中のお寺でご一緒にお参りさせて頂きました。 「どうぞ、導師を」 と言われたので、いつものように 開経偈から回向文まであげると、 「実は今まで私たちは、 朝一番のお寺で開経偈からあげているので、 その後のお寺は、開経偈からはあげず、 自由なお参りをしてます。 無理をせず、楽しくお参りするのが一番ですから。 そういうふうに、親しくしているお寺のご僧侶から 教わりました。」と言われました。 お参りの仕方は、人それぞれですし、 まずはお参りして、手を合わせることが一番だと 私も思います。 いいですね、そういう余裕のある楽しいお参りも。 でも、私は欲があるのでしょうか。 せっかく、時間とお金をかけているのだから、 一ヶ寺一ヶ寺開経偈から回向文まで、 本堂と大師堂できっちりあげております。 ある夏の暑い日、 一人の歩き遍路の