飲料業界中堅のヨンガリヤ(大阪市)は、世界初となる「げっぷの出ないコーラ」を近畿地区限定で7月に発売する。同社では高級レストランなど、げっぷを控えさせたい飲食業界からの需要を見込んでいる。価格は500ミリリットル入りで150円(税込み)。 コーラをはじめとする炭酸飲料は、飲み終えると胃液と化学反応を起こし、炭酸ガスを発生させる。この時発生する過剰な炭酸ガスが、食道を通って口から吐き出されるのがげっぷの正体だ。今回ヨンガリヤでは、3年の年月をかけ、胃液と反応しない特殊なガスを開発。原料に溶かし込むことで、味は従来のまま、げっぷの発生を抑えることに成功した。 新開発のガスは目に見えないほど微細な気体のまま胃壁内の毛細血管から吸収された後、血液成分である赤血球と結びつき、色鮮やかに赤く発色する。ガスの溶け込んだ血液は臀部(でんぶ)に達すると、皮膚を刺激し始め、まもなく臀部を紙やすりで削り取りたく