「引き続き市民に奉公させてほしい。深く反省して許しを請いたい」 8月16日の定例会見で、河村たかし名古屋市長は何度も頭を下げた。8月4日、東京五輪のソフトボール日本代表・後藤希友選手の表敬訪問を受けた際、突如金メダルをかじった河村市長。市長給与の3カ月ぶん、計150万円を全額カットすることを明らかにしても、批判の声はやみそうにない。 「2019年におこなわれた芸術祭の展示『表現の不自由展・その後』では、昭和天皇の肖像を燃やす映像作品などが展示されたことに対して『高須クリニック』の高須克弥院長らが、芸術祭の実行委員会会長だった大村秀章知事へのリコール署名活動を展開しました。河村市長は運動の“応援団”を自認し、高須氏とともに署名を呼びかけました。その後、署名43万筆のうち、約8割に偽造などの不正が疑われることがわかり、運動団体の事務局長らが逮捕されています」(政治部記者) 2021年2月、リコ