知床の遊覧船事故について書いてみようと思う。 まず、TVを見ていて「専門家」として登場してくる人で、以下の分野を解説される教授?さんなど、みんな結構いい加減なことを言っていると思った。 「それ違うよ、なにゆってんの」と思う箇所が何か所もあったからだ。 事故の物理的原因や航海技術的なところに関しては僕はアマチュアなのでよくわからないが、少なくとも僕が専門としている海上運送法や小型船舶の制度について適当に言っている印象を強く受けた。 なので、ちょっと解説と考察を入れて書き記してみようと思う。 まずは、このブログを始めて見てくださった方にざっくりと自己紹介します。 僕は、海事代理士という「海や船の法律の専門家」の国家資格を取得し、独立開業して今年で17年目です。 特に遊漁船と旅客船の許認可事務を専門としています。 また、僕自身、地元の漁業協同組合に所属し、第二高松丸という漁船で遊漁船と不定期航路