就活を続けるうちに、いつしか自分も「就活用」の学生になっていた(写真はイメージ)。 出典:REUTERS / Shino Yu 「もう一度、就活をしてもうまくできる気がしない」 有名私立大学を出て、新卒で大手旅行会社に就職をた都内在住の女性(23)。約2年前の6月に内定をもらったときは、泣いて喜んだ。しかし、入社1年目の配属先で悩み、秋に退社した。転職をしようと、エージェントに登録をしても、「あなたの職歴で紹介できる仕事はない」と言われた。 彼女は就活を「面接の場数を踏んで、就活用の自分になっていた」と振り返る。そして今、進路に迷い、また違う自分が作られているような感覚でいる。 自己PR、企業理念……3冊の就活ノート 売り手市場と言われる中、企業の選択肢が増え、学生たちは短期決戦の就活の準備に追われる。 だがそんな売り手市場で、入社後すぐに辞めてしまう人もいると、就活の取材をする中で学生や
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