原発事故の2次被害防げ 安心できる育児環境が急務(産経新聞) 東京電力福島第1原発事故による被曝(ひばく)を恐れ、子供を屋外に出さないことや親の不安が子供に伝わることでの心理的影響を懸念する声が小児科医らから上がっている。原発事故がもたらした2次被害といえ、放射性物質(放射能)の実害以上の影響を受けないため、親が安心して子供を育てられる環境の確保が急務だ。 東日本大震災の被害に加え、放射線と風評被害にも直面している福島県郡山市。同市は医師会などと連携し、「郡山市震災後こどもの心のケアプロジェクト」を実施している。 ◆運動発達遅延? 8月末の3日間、親子の室内遊び場「キドキド」などを運営するボーネルンド(東京都渋谷区)の協力を得て、約500平方メートルの広い室内遊び場を市の交流施設に設置した。 参加した父母からは「外遊びが大好きな年頃(1歳)。積極的に外遊びをさせたいが外に出られず困っていた