2000年代後半からのアニメブームにより、アニメファンのみならず幅広い層から注目を集めるようになった「声優」。6年連続で『NHK紅白歌合戦』出場を果たしている水樹奈々を筆頭に、声優の仕事と並行して音楽活動を行う“声優アーティスト”の活躍も目立つようになり、声優の歌手デビューはいまや珍しくなくなっている。だが、シーンが活況となる一方で、新人のデビューが相次いだことで飽和状態に陥り、人気が定着しにくくなっているという課題も出てきている。では、定着するには何が必要なのだろうか? 今の声優に求められるものを探っていく。 アニメファン以外にも名前が浸透した水樹奈々。最新BD『NANA MIZUKI LIVE FLIGHT×FLIGHT+』はソロ歴代単独1位となる3作目のBD総合首位を獲得した(画像はジャケット写真) 写真ページを見る ■「第4次声優ブーム」により相次いだ新人デビュー 声優による音楽活