日本でグーグルの定額制音楽配信「Google Play Music」が始まった。聴き放題のストリーミングが使えるだけでなく、ストアや、5万曲まで手持ちの曲をクラウド保存できるストレージを提供するなど、これまで参入してきた定額制サービスとは一線を画する内容となっている。グーグルにはApple Musicが放つ圧倒的な音楽ブランドとしての存在感がまだ欠けるが、他社を凌駕する独自の狙いが見えてくる。 「Google Music」(左)は日常生活を音楽でどう良くするか、「Apple Music」(右)は音楽生活をさらに良くするか。音楽体験に対する2つのアプローチは異なる 写真ページを見る グーグルの特徴は「コンテクスト型プレイリスト」で、利用者のムードや行動、心境、時間に最適なプレイリストを常に提供し続けるモデルだ。勉強や運動、明るい気分、月曜朝の通勤時間など日常生活をベースに音楽を聴き出会うこと