■キャプチャ・コレクション グループにマッチする文字列が1つだけのときは、前述の解説どおりValueプロパティへアクセスすれば目的の文字列を取得できるが、1つのグループに複数の文字列がマッチするときは、別の方法が必要になる。 例えば、IPアドレスにマッチするために、以下のパターンを指定したとしよう。 (\d+)(\.(\d+)){3} この場合、Groups[2]とGroups[3]に対しては、量指定子“{3}”のため、マッチングが3回行われる。 つまり、1つのグループに対して、3つの文字列がキャプチャされるということだ。こうしたグループからキャプチャ文字列を取得するには、Valueプロパティではなく、GroupクラスのCapturesコレクション・プロパティへアクセスする。Capturesコレクション・プロパティは、Captureオブジェクトを要素に格納するCaptureCollecti