大阪府警東署の警部補、高橋和也被告(34)らが遺失物横領事件の任意の取り調べで暴言を吐いたとして脅迫罪に問われた事件に絡み、府警は22日、パソコンなどを勤務先から持ち出し転売したとして窃盗の疑いで、暴言を受けたとされる同府吹田市長野東の会社員、岡本和真容疑者(35)を逮捕した。岡本容疑者は黙秘しているという。 高橋被告の初公判は21日に開かれ、岡本容疑者は3月30日の第2回公判で意見陳述する予定だった。 逮捕容疑は平成21年12月25日から22年1月7日までの間に、勤務先の大阪市内の会社からパソコン1台など(約20万円相当)を盗んだとしている。会社側が昨年末、府警に被害届を出していた。 府警によると、パソコンは新品で、岡本容疑者が仕入れから各部署への割り当てまでを担当。岡本容疑者はパソコンを22年1月9日に大阪市内の事務機器買い取り販売店に約10万円で転売していたという。暴言事件で高橋被告