いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 「なんだ、これは?」 静かなオフィスに机を叩く音が響いた。 北斗野 健(きとや けん)。先日、彼はここ、竹尾ゼネラルカンパニーのプロジェクト「G7」の追加要員として、派遣会社から仕事を請け負った。普段はサーバの構築、管理を行っているが、スクリプトの類を組むのが得意で、コードも読めた。そして、ドキュメントの作成には定評があった。 京都の事務所から東京へ出向が決まり、単身、東京へやってきた。もともと1人暮らしだったので特に困ることはなかった。そして竹尾ゼネラルカンパニーには、以前、難局を共にした同じ派遣会社の先輩、開発者の南野 将(みなみの しょう)がいた。また彼と仕事ができることが楽しみであった。 プロジェクト「G7」とは、防衛庁より受注したシステムの構築案件だ。サー
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