亀井静香金融・郵政改革担当相は23日、BS11の番組収録で、「思い切って10兆円以上の補正(予算)をやらないと経済はもたなくなる」と述べた。亀井氏はこれまで3兆円を超える規模の09年度第2次補正予算案が必要と指摘していたが、この日はさらに大型の対策が必要との認識を示した。 亀井氏は景気の現状について「放っておいて民間の需要が出てくる状況ではない。政府が内需を創出しないと、経済が二番底に落ちていく危険性がある」と指摘。支出の具体例として、防災や太陽光発電、下水道整備などを示した。財源には特別会計を挙げて「いまは役人の聖域になっている。20兆円や30兆円はすぐに出てくる」と述べた。