米アップルは2008年3月上旬,iPhoneやiPod touch向けのソフトウエア開発キット(SDK)を公開した。iPhoneの特徴的なユーザー・インタフェース(UI)を使ったネイティブ・アプリケーションを誰でも作成できる。傾き・加速度センサーなどを生かして使いやすくしたアプリや端末が,今後一層増えていきそうだ。 今回のアップルの発表には二つの意義がある。(1)iPhoneが持つ特徴的なユーザー・インタフェース(UI)を生かしたアプリケーションを誰もが開発できるようになること,(2)アプリケーション流通の仕組みをアップルが整えたことである。これにより,iPhoneの特徴的なUIを生かしたサード・パーティ製アプリケーションが多数登場するようになり,他製品にも影響を及ぼす可能性がある。携帯電話におけるUI重視の傾向は一段と加速しそうだ(図1)。 図1●iPhone SDK公開によってUI(ユ
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