校地が隣接する賢明女子学院中学・高校(兵庫県姫路市本町)と淳心学院中学・高校(同)を隔てているブロック塀の一部が、撤去された。およそ半世紀にわたって女子校と男子校を分断していた「壁の崩壊」。両校の生徒は「こんな日がくるとは」と感慨深げだった。(後藤亮平) ■「体育祭を合同で開きたい」 賢明女子学院は1951年に、淳心学院は54年に設立された。両校間は当初、並木で仕切られていたが、約50年前にブロック塀が設置されたという。 塀は両校のグラウンドを仕切る形で立っており、高さ約1・8メートル、長さ約100メートル。上部は金網フェンスになっている。今回撤去されたのは塀の真ん中部分の約4メートル。今後はスライド式のドアが設置される予定で、共同文化行事などでの開放を予定している。 カトリック教育を基盤とする両校はこれまでも、文化祭の相互出演や合同弁論大会などを実施してきた。今年4月には「教育事業連携協
