についての感想を。 この本の著者は大戦末期に陸軍航空隊の陸軍航空輸送隊に所属して、後方から前線までの飛行機輸送任務を行っていた人物です。 大戦末期の飛行機輸送部隊の体験記なんて、全然無いのでそれだけでも貴重です。 あと終戦直後にこの人がやらかしたことは、後で書きますが、 「お前はなんて事をやらかしてるんだ~!!」 と叫びだしたくなったり。。 いくつか箇条書きを。 ・著者は昭和2年生まれで終戦の時にはまだ18歳。 搭乗員としての訓練は逓信省の乗員養成所で受けて、そこを昭和16年4月入学、昭和19年10月卒業という軍人搭乗員としては珍しい経歴。 卒業時点で上等兵になり、陸軍航空輸送部第9航空隊太刀洗分遣隊に配属されて、各地に航空機を輸送する任務につくことに。 昭和20年3月に一気に軍曹に昇進。 ・1944年10月に部隊配属された時点で著者の飛行時間は300時間。 この時期には特攻も始まり実戦部
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