はてブのコメントのような、顔もない人たちが100を重ねた暖かい言葉のそれぞれに 向こう側から微かに息づかいが聞こえてきそうな錯覚を覚えることで取れる暖よりも、 一人の知人を誘って出かけた休日の、帰りの電車で、馬鹿話に自然と緩む知人の表情の方が 多分、この愚痴も一瞬で溶けてしまうほど暖かい。 とても申し訳ないけれども。 Twitterやフェイスブックで、常に追いかけ続けなくちゃ、読み続けなくちゃと 焦って、SNS疲れを起こすのは、この携帯から得られる熱量が 少ないからなのかな、なんて思った。 文字が持つ熱量は多分生きるのに全然足りない。 小説の感想はまさにそうなのだけど、 読み終えた文字はすぐに燃えて暖かくなるのも早い分 燃え尽きてしまって一層の寒々しさを覚えるのも早い。 それが小説を読み終える辛さ。 気づけばねずみの車のように、小説の総評も十分にしないうちに 次の本をいつも読んでる。 思い
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