7月29日、シャープは、1999年8月から06年12月まで製造した42機種、72万9116台の全自動洗濯機において、無料点検修理を実施すると発表した。都内の家電店で2009年10月撮影(2013年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [大阪 29日 ロイター] - シャープ<6753.T>は29日、国内向けに出荷した全自動洗濯機72万9116台において、無料点検修理を実施すると発表した。 対象製品は1999年8月から06年12月までに製造された42機種。リコール費用は数億円となる見通し。人的被害はないという。 同社によると、「洗い・すすぎ」と「脱水」の動力を切り替える電気部品「クラッチソレノイド」のリード線が、振動などの要因で断線し、まれに発火・発煙する恐れがある。これまで国内で11年3月に1件、13年4月以降に2件の事故が発生。防水パンの溶解や床、壁の一部焼損を引き起こした。