日経ビジネスオンラインの「 800人の証言で掘り起こす東芝の“闇” 」を読んで、かなり危険なきな臭い空気が漂っていたので買ってみました。 まずは東芝内部にどのような問題があったかを書き並べていきましょう。 ・西田+室町(PC,半導体派)と佐々木 (原子力派)の軽電vs重電の派閥抗争。 ・過去の成功にすがって権力の座にしがみつく長老たち、過ちを認めないがために軌道修正もできないまま墜落軌道にきりもみ状態で突入する名門企業の断末魔 ・リーマンショックや福島第一原発事故などの「外乱」に対して脆弱な事業体質、「デュアルモノカルチャー経済」とでも言うべき極端かつ脆弱な経営体質。 ・リーマン・ショック後、西田が事業撤退を社内カンパニーにちらつかせながら「チャレンジ」目標の達成を強要していた。 ・原子力畑出身かつ豪傑タイプの佐々木氏時代には原子力ルネッサンスに踊りつつPC半導体事業へのコスト改善を怒鳴り