シン・エヴァンゲリオンを観て(ネタばれあります) ネット配信が数日前から始まったのでようやくシン・エヴァンゲリオン劇場版を観ました。今回の劇場版も多くの解釈の余地を残すエヴァらしい映像でしたが、私個人的には凄くすっくりした名作だと思います。 親と子と妻 話の軸になったのは碇シンジと父親碇ゲンドウ、妻であり母である碇ユイの立ち位置がすごくしっかりしていることです。旧劇場版でも描かれてはいましたが、今回は父と母とシンジとの関係性と価値観がはっきり出ていて庵野監督のエヴァシリーズの集大成ともいえる作品に仕上がっているように思いました。 アスカ、カヲル、レイの魂の救済 旧劇場版ではシンジが砂浜でアスカの首を絞めるシーンで終わるという何とも物議をかもした終わり方ですが、今回はその砂浜でシンジがアスカを救います。今回のアスカはクローン人間であることが劇中で明らかになりますが、最後にアスカが着ていたプラ