内閣府の「外交に関する世論調査」で、米韓両国に「親しみを感じる」という人の割合がいずれも過去最高になった。日米関係が「良好」と回答した人も81.8%(前年比12.9ポイント増)に上り、2006年の82.7%に続く高水準だった。オバマ政権への期待感や韓流ドラマの人気が背景にあると見られる。 調査は1977年以降、毎年実施されており、今年は米軍普天間飛行場の移設問題で日米関係がぎくしゃくする前の10月15〜25日に実施。対象の20歳以上3千人のうち、1850人から回答があった。 米国に親近感を持つと答えた人は78.9%(同5.6ポイント増)。韓国に親近感を持つと答えた人は63.1%(同6.0ポイント増)だった。日韓関係が良好と答えた人も過去最高の66.5%(同17.0ポイント増)を記録。日中関係が良好と答えた人は38.5%(同14.8ポイント増)だった。(守真弓)