大阪府警は15日、無免許で人身事故を起こして逃走したとして、兵庫県宝塚市口谷西3丁目、無職木戸将勝容疑者(21)を、自動車運転過失傷害、道交法違反(無免許、ひき逃げ)容疑で逮捕したと発表した。逮捕のきっかけは、木戸容疑者が残した「耳あか」のDNA鑑定だった。 豊中南署によると、木戸容疑者は2月5日深夜、大阪府豊中市内の市道十字路で、同市内の会社員男性(46)の軽自動車と出合い頭に衝突。軽自動車に乗っていた男性2人に重傷を負わせ、車を乗り捨ててそのまま逃げた疑いが持たれている。 乗り捨てられた車の中に木戸容疑者の住基カードなどが残されており、同署員が事情を聴くために木戸容疑者宅に行くと、木戸容疑者は耳かきで耳をほじりながら容疑を否認。耳かきを道路に捨ててタクシーで外出したという。 同署員が地面に落ちた耳かきに付着した耳の皮膚片を採取し、DNA鑑定したところ、乗り捨てられていた車の運転席