2013年某日 3週間ほど前になるだろうか。 yuuはかのじょに声をかけた。 「こんばんは。この辺で一番ピクニックなリュック背負ってるね。めっちゃ似合ってるやん。」 持ち物いじりは当然のシカト。渋谷ではよくあることで。 「これから登山?やる気ねぇな。そんなヒールじゃ登れないぜ。高尾山は道玄坂とは違う」 「君みたいなギャルっぽい子って,ヴィトンのバッグとかもって全然似合ってないのがありがちなパターンじゃん?」 「君は違うね。自分をもってる。」 「分かるよ。だって俺もちゃんと自分で選んで生きてきたから。で,今日も自分で君を選らんで声をかけた」 くすっと笑い、かのじょは応答した。 「いきなり熱く語らないでよ」 渋谷のスクランブル交差点。 かのじょは、間違いなく8―学校で一番かわいいレベル―だった。 迷わなかった。 声をかけた、 タレ目な笑顔に、yuuは一瞬で魅了された。 20分和み、ナンバー・ク
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