文章や写真の無断使用を指摘された大手バイラルメディア『BuzzNews』が、2月6日をもって閉鎖した。テレビ、新聞、WEBを問わず、さまざまなメディアでも話題となっているのが、安易な“パクリ”や“盗作”問題だ。しかしこれも、“オマージュ”や“モチーフ”、または“パロディ”などの言葉に変換すると、ずいぶんと聞こえがよくなるのも事実。では、“パクリ”と“オマージュ”の境界線とはどこにあるのだろうか? ■“リスペクト”の有無がパクリとオマージュを大きく分ける 一般に、“オマージュ”とは、尊敬するクリエイターや作品に影響を受けて、似たようなアプローチの作品を作ることを言い、“リスペクト”という言葉も同様の意味で使われる。一方、そうした敬意や尊敬の念を持たず、独自のアイディアや表現を加えない単なる模倣や盗作を“パクリ”と呼ぶようだ。有名なところでは、映画『荒野の七人』は黒澤明監督の『七人の侍』のオマ