元楽天取締役/カーディナル合同会社の代表社員の安武弘晃氏(2016年5月撮影) 本稿は社員数10人未満のスタートアップに飛び込んだ人、すなわち「社員番号1桁」な方に、時を経て当時のことを振り返ってもらう連続インタビュー企画。起業家の柴田陽氏と川村亮介氏が「社員がほとんどいない最初期のスタートアップのリアルな情報や認知が少ない」という問題意識に端を発した連載である。 今や社員数1万人を超える日本を代表するインターネット企業、楽天。 その楽天が会社になる前からアルバイトのエンジニアとして関わり、後に開発部のトップとして同社の成長とともに歩んだ元楽天取締役の安武弘晃氏に、社員番号1桁(正確には社員番号11番とのことだが)としてスタートアップに参画するということについて話をお聞きする。(編集部注:インタビュアーは柴田陽氏と川村亮介氏のお二人、回答は全て安武氏) 楽天が成功するかしないか、確率は特に