四年ぐらい前だろうか、なんか死生についてよく考えていた時期があって、辺見じゅんの『戦場から届いた遺書』とか、幻冬舎からでてる『遺書 5人の若者が残した最後の言葉』とかベタベタな所を買って読んでいた。 特に幻冬舎の方は、『クロスロード 20代を熱く生きるためのバイブル』という本の余白に書かれていた遺書もあって、残された遺族はそれを最後まで真剣に生きようと考えていた、とプラスにとっていたけど、私には「何の役にもたたねーよ」って言ってるような気がして、なんかそういう本の限界を感じたな。 いや、こんな重い話をするつもりはなかったんだけど、そうそう、それで何を書きたかったかというと我書棚に眠る一冊の本を見つけたことだった。タイトルは『知識人99人の死に方』。また「死」かよと思うかも知れないけど、いえ「詩」です。正確には詩人の最後についてですね。 『知識人99人の死に方』には、文字通り知識人がわんさか
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