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大ベテランのように冷静沈着 新人としては1999年の上原浩治(当時巨人)、松坂大輔(同西武)以来の最多勝に輝き、11月には侍ジャパン入りを果たした。「シーズン最初から取りたいと思っていた」という新人王の受賞も確実で、推定年俸は今季の1200万円から入団2年目としては球団史上最高額の4800万円前後になる見込みと報じられている。 東京ヤクルトスワローズの右腕投手、小川泰弘。身長171cmと投手としては小柄で、飛び抜けて速いストレートを投げるわけでも、「宝刀」と言われるような変化球を持つわけでもない。そんな新人投手が誰より勝ち星を積み重ねることができた一因には、大ベテランのように冷静沈着で、ハングリーな思考回路が挙げられる。 「(最多勝のタイトルを)取りたい欲求は出てくるけど、押し殺して普段通りの投球をしたい」(9月23日付の『日刊スポーツ』より) 今季15勝目を飾った9月22日の阪神戦後に小
ハーバードビジネススクールというと、みなさんはどんな印象を持っているだろうか。経歴に一点の曇りもない、ピカピカのエリート集団と思われているかもしれない。だが、現在2年生の私は、アメリカの片田舎の大学を卒業し、あまり知られていないコンサルティング会社で勤めていたという経歴しかない。 いったい、どうして世界最難関とも言われるハーバードビジネススクールに合格することができたのか。ハーバードとはいったい、どんな論理で動いている世界なのか。この連載では、知られざるハーバードビジネススクールの今について、私の経験を踏まえてお伝えしたい。 誤解だらけのMBA受験 さて、多くの人は、MBA受験を誤解している。MBA受験は、日本の大学入試のように偏差値を競うものでも、知識や知能を競うものでもない。もちろん英語力は必須で、GMATやTOEFLといった共通試験を受けて、そのスコアが足切りに使われることはある。し
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時にトップを走っているサッカー選手は、とんでもない発想をさらりと口にする。 10月12日にパリで行なわれたフランス対日本の親善試合でのことだ。日本はフランスのスピードとパワーに圧倒され、特に前半はほぼ何もできなかった。終了間際に日本がカウンターからゴールを決めて1対0で勝利したものの、内容的には完敗と言っていい。 だが試合後、長友佑都はこう語ったのである。 「相手がバテるのはわかっていた。後半に勝負しようと思っていたので、前半は相手の攻撃をうまく操れました」 この発言を聞いて、鳥肌が立つほどに驚いた。傍目にはボコボコにやられていたように見えたが、当事者の長友からしたらわざと攻めさせて、糸をつけて操るかのように相手をコントロールしていたのだ。そこで相手を疲れさせたからこそ、終盤に反撃に出たられたと。 長友は2010年夏にイタリアのセリエAへ旅たち、約半年後に名門インテルに移籍したことで、Jリ
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