外国人観光客に人気が高い公道を走る小型カートについて、国土交通省は事故の危険性が指摘されていることから、新たに車体にシートベルトやほかの車から見えやすくするための赤色のランプの取り付けを義務づけることを決めました。 国土交通省は、ことし6月から有識者の検討会で議論を重ね、5日、新たな安全対策をまとめました。 具体的にはカートの車体にシートベルトを取り付けることや、ほかの車から見えやすくするために地上1メートル以上の高さに赤色のランプをつけること、それにタイヤに巻き込みを防ぐカバーを着けることなどを義務づけるとしています。 シートベルトとランプの装備については、すでに使用されている車にさかのぼって適用するとしています。 車体にシートベルトが取り付けられるとドライバーには併せてシートベルトの着用も義務づけられます。 国土交通省は今年度中に省令の改正などを行い、義務化を実施したいとしています。