沖縄県・南大東島のサトウキビ畑で6日、同県内の男(56)の遺体が見つかり、近くで覚醒剤数十キロ・グラムが発見されていたことがわかった。 福岡、沖縄両県警などは同島沖合の海上で暴力団が絡む大量の覚醒剤密輸が行われるとの情報を得て内偵を進めており、この男も容疑者の1人として行方を追っていた。両県警は自殺の可能性が高いとみている。 両県警によると、6日午前11時25分頃、沖縄県南大東村のサトウキビ畑で男が死んでいるのを捜査員が発見。外傷はなく、死後数日経過しているとみられる。7日に司法解剖して死因を調べる。 両県警は8月下旬、海保や税関などと合同捜査態勢を取り、今月初旬、この男ら数人が覚醒剤密輸のために南大東島にいることを確認。捜査員らも島に入り、行方を追っていた。男が捜査に気づき、自殺した可能性もあるとみている。