熊本市保健所は9日、同市中央区の城東小学校の避難所で6日に発生した集団食中毒疑いについて、黄色ブドウ球菌による食中毒と確認されたと発表した。 同区の飲食店が炊き出しで提供したおかかおにぎりから、同菌が検出された。 市保健所によると、おにぎりは同店の従業員が6日朝に店舗で握り、昼ごろに同校で提供した。汚染経路は不明だが、発泡スチロールの容器で運搬したため、菌が増殖しやすい高温多湿の環境になった可能性があるという。 おにぎりを食べた避難者や同校の生徒ら計43人のうち、34人におう吐や下痢などの症状が出て、21人が入院した。重症者はいない。 同店は先月16日の本震直後から同校で炊き出しをしていたが、食中毒発生を受け9日から営業を自粛している。市保健所は「黄色ブドウ球菌は加熱で死滅するが、毒素は残る」と注意を呼び掛けている。
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