大阪・河内長野市で、生活保護費の支給業務を担当していた40代の男の職員が、生活保護費およそ2億6000万円を不正に引き出した疑いがあることが分かりました。 この職員は、死亡したりした人の名前を勝手に使って、生活保護費の領収書を1300回にわたって偽造していたということで、警察は市役所を捜索して捜査に乗り出しました。 大阪の河内長野市によりますと、生活保護費の支給業務を担当していた40代の男の職員が、おととしまでの2年間に生活保護費およそ2億6000万円を不正に引き出していた疑いがあるということです。 この職員は、死亡したり転居したりして支給が廃止された人の名前を勝手に使って、生活保護費の領収書を1300回にわたって偽造し、つじつまが合うようデータを打ち込んでいたということです。市は業務上横領の疑いで刑事告訴し、警察が市役所を捜索して捜査に乗り出しました。 河内長野市の芝田啓治市長は記者会見