今月22日、台風21号の強い雨の中、大阪の南海電鉄の橋で線路が沈み込み、その上を電車が通り過ぎたことを受けて、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官が25日現場の調査を行いました。 運転士は緊急ブレーキをかけましたが4両編成の電車は橋を通り過ぎて停止し、南海電鉄によりますと、乗客およそ250人のうち2人が倒れて軽いけがをしたということです。 これを受けて国の運輸安全委員会が、24日から詳しい状況や原因の調査を始め、25日は鉄道事故調査官2人が現場の橋を訪れました。南海電鉄によりますと、橋の沈み込みは現在は1メートルほどあるということで、調査官は橋や橋脚の状況を確認し、写真に撮ったり関係者から説明を聞いたりしていました。 橋の復旧の見通しは立たず、泉南市の樽井駅と阪南市の尾崎駅の間で運転ができなくなっています。
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