プリニー式噴火の構造図(1:噴煙柱(英語版)、2:マグマの通り道、3: 火山灰、4:溶岩と灰の層、5 : 地層、6:マグマ溜り) プリニー式噴火(プリニーしきふんか、英: Plinian eruption)とは、火山の噴火活動の形式の一つである。プリニアン噴火ともいう[1][2]。 1822年のイタリア半島ヴェスヴィオ山の噴火。ポンペイを埋没させた79年の噴火も同様であったと考えられる。 プリニー式噴火は、様々な火山の噴火形式の中で破局噴火やカルデラ形成に次いで膨大な噴出物やエネルギーを放出する。 地下のマグマ溜まりに蓄えられていたマグマが火道を伝って火口へ押し上げられる際、圧力の減少に伴って発泡し、膨大な量のテフラを噴出する。これら噴石や火山灰、火山ガスを主体として構成された噴煙柱(英語版)の高さは通常でも10,000m、時には成層圏に達し、50,000m(成層圏界面)を越えて中間圏に達