仲春はゆっくりと通り過ぎる 寝て起きたら3月である。今日の東京の最高気温は20度を超えている。正月のインフルエンザが完治して、これでやっと健康で文化的な本年度を始められるぞ、と意気込んだのも束の間、今度は原因不明の高熱を出して1週間寝込んだ。 脳がグツグツ煮える音が聴こえそうなほど…
朝日の健康面では、周産期医療を扱っているのだが、今日は 超低出生体重児の就学時期 について、読者の声が掲載されていた。 発達が遅いので、1年遅らせたいのだが、なかなか行政に認めてもらえない というものだ。 この問題は、ずいぶん前から取り上げられていて、就学猶予をどうすべきかという点については、1999年に、次のような論文がある。 平成11 年度厚生科学研究費補助金(こども家庭総合研究事業) 分担研究報告書 周産期医療体制に関する研究「超低出生体重児の就学に関する研究」 分担研究者 三科 潤 東京女子医科大学母子総合医療センター http://www.niph.go.jp/wadai/mhlw/1999/h1113005.pdf ここでは、 新生児医療の進歩により超低出生体重児の生存率は飛躍的に改善し、生存例に於いても脳性麻痺や知的障害などの障害合併の増加は認められていない。しかし、長期生存
『赤ちゃんポスト』政府首脳横やりの波紋@東京新聞 あちこちで話題になっている*1。 先に僕の立場を言えば、赤ちゃんポストには断固賛成。というより、反対する意味が分からない。生まれることがすべての始まりなのだから、産むことはそれだけで完結した絶対善である*2。捨てた親を憎む子があるとしても、憎むことさえ生まれたことを前提にして初めて可能となることだ。その意味で、産んだ人間の頭の中を詮索する必要などまったくない。ただただ、生まれてきた人間をこの世界がどのように迎え入れているのか、その問題だけがある。・・・この「どのように迎え入れるのか」という点で、子どもたちの受け皿の問題──里親問題──に、是非多くの人に関心を持って欲しいと思う。 「生まれた人間をどうするのだ」と言う人はいるだろう。当然考えるべきだ。しかし、事実問題として、他人の子でも育てようという人はたくさんいる。実際、日本以外の先進諸国で
いいかげんにしてほしい。赤ちゃんポスト設置に横やりが入った。安倍首相が不快感を示しているらしい。私は積極的に賛成はしないけれど、現状では仕方がないと思う。報道から伝わる首相の言動を見ても、首相がなぜポスト設置に到ったのかという経過を熟知しているとは思えない。首相が横やりを入れるのならば、現状の改善を図る別の政策を示すべきだ。経済的理由で満足に子育てができなかったり、十分な子育て支援がされないために虐待されたりする子どもたちが多い。自分で育てられないからと施設に預けたとしてもその施設の環境がいいとはいえない。もっと里親制度を充実させたり、公的機関での養子縁組の支援をしていったほうがいいと思う。表面的に「捨て子は倫理道徳に反している」ときれい事を言うだけでなく、現実をきちんと見極めて欲しい。安倍さんの目指す「美しい国」像は私にはまったく理解できない。
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