昨年を振り返ると、SNS関連のニュースが世の中をにぎわせました。いまやSNSはなくてはならないもの。しかし、「実は日本人はあまりSNS利用がアクティブじゃない」と言われたらどう感じるでしょうか? 今回は、このことについてデータをもとに考えていきたいと思います。 仕事柄、さまざまな調査データを見るように日々意識しているのですが、私たちが生きる情報社会のありようを分析するための種々のリサーチの中でも、いま日本で最も公的なデータソースとして活用されているのが、総務省が発行している情報通信白書。 昭和48年に第1回が公表されて以来、毎年リリースされ続けており、2018年7月に、平成30年版の情報通信白書(「情報通信に関する現状報告」)が公表されました。 それを踏まえつつ、タイトルにも掲げた通り、日本の「ソーシャル」のあり方にツッコミを入れようというのが今回の主旨となっています。 *なお本稿の一部は