日本科学未来館では2016年7月30日(土)~8月6日(土)の期間、新作アンドロイド「機械人間オルタ(Alter)」が展示されています。 「ものすごいリアル感、生命を感じる」という声がある反面、「顔や手が不規則に動いているのはわかるけれど、機械人間が何をしたいのかわからない」など、うまく理解できないと嘆く声もあります。 筆者自身は、今まで石黒教授が取り組んできたアンドロイド達も素晴らしいと思っていますし、異なるアプローチで取り組んだこのプロジェクトにもとても注目しています。 ではこの機械人間オルタ、観客はいったいこれをどのように受け止め、どのように観察し、何を感じたら良いのでしょうか。筆者なりの解釈を記事にしてみます。 報道関係者や記者に囲まれる機械人間オルタ。このときオルタは周囲に人がいることを感じている。その上でオルタは何を感じ、それを見た私達は何を思うのだろうか 生命があるように感じ